Patrick Harper "Blue Tuscany"
2006 / 07 / 26 ( Wed )
Patrick Harper 

軽いデジャ・ビュを覚える絵というものがある。これもそんな一枚。

ただ、私の「知ってる」景色では、道の左側も緑の芝生だ。木の下も花ではなく、砂漠に生えている植物のような、まとまって長い緑の葉を伸ばしているようなものが生えている。この絵の構図が、そのまま「私」の視界だ。道の少し先の方には、誰かが立っている。遠すぎて、誰かは確認できない。だが、「私」はそれが誰だか知っている。また「私」は、このあと自分がその人に追いつこうとすること、だが、いっこうに追いつけないことを知っている。がむしゃらに走って、我にかえると、常に、また少し先の方に、その人は立っているのだ。逆に、一層距離が開いていくような気がする。どんどん、その人が見えなくなるほど遠くへ行ってしまうのではないかと、焦燥感が募ってゆく。

その景色だ。どちらかと言えばネガティブなデジャ・ビュだが、それを体験する時、原点にいるような、また、前世の記憶に触れるような、えもいわれぬ懐かしさが心を満たす。写真アートやシュールレアリズムの映像作品などによくそんな景色、雰囲気を見出すため、この頃よく観るようになった。きっと、忘れたと思っている夜の夢や自分の記憶、何かに触発されて自分が連想したものなどがごっちゃになったものなんだろうなと思う。上に書いたことも、将来の夢とその達成への自分の焦燥感と不安を示す情景と思えてならない。どこかで実際に見た記憶は全くないんだけどね。トスカーナに行った事もないし、自分でこれを空想したわけでもない。ただ「知ってる」のだ。
16 : 41 : 19 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Frank LaLumia Acalon "Sunrise"
2006 / 07 / 26 ( Wed )
Frank LaLumia Acalon

ロサンゼルスでは浜辺は歩かなかったのだが、真っ先にLAのビーチサイドを連想させた一枚。ひょっとするとビーチですらないのかもしれないが。マイアミのビーチも少し思い出させるが、あれはもっと広くて、軒並みももっと平坦だった気がある。キプロスはもっと荒涼としたイメージだったし。いまやっと思い出したハワイは、もっと賑やかさと華やかさがあった。初めて降り立った外国の地で見た、街路に並ぶ椰子の木のひねり具合にインパクトを覚えたのかもしれない。今でも青空に聳え立つ椰子の木を見ると、真っ先にLAの様子と当時の私の気持ちや感覚、現地で買ったCDの匂いといったおぼろげな記憶が頭を過ぎる。
16 : 39 : 18 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Isabel Wadsworth "Medici Portal"
2006 / 07 / 26 ( Wed )
Isabel Wadsworth

フィレンツェから1時間ほど離れたピサの街では、フィレンツェの街中以上にメディチ家の紋章を見た気がする。有名な斜塔を観に行ったわけだが、その周辺の、迷路のように入り組んだ細い路地を歩き回るのもなかなか面白かった。まさにこの絵のような感じの建物もあり、とても懐かしく思える。
16 : 37 : 04 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Paulette Leethe Dordogneの絵
2006 / 07 / 26 ( Wed )
Paulette Leethe dordogne.jpg

手前の旗はフランス国旗だと思われるが、私がこの景色を見て真っ先に思い出したのは、ドイツのマイセンの街並みだ。丘の上に聳える大きな城を取り囲むように広がる、軽い坂道の古い城下町。本当に長閑で可愛らしく、あの街並みを散策する為だけに、もう一度マイセンに戻ってもいいと思える。城の横にはこじんまりとした教会があり、そこにはデューラーの教会画があるらしい。私と友達が教会に着く直前にちょうど5時を過ぎてしまい、ぎりぎりの所で見逃してしまったが、次回行く時は必ず観たい。その代わり、教会の中から賛美歌が聞こえてきた。古風な城と教会を眺めながら異国で聴く賛美歌は、何とも穏やかで美しかった。そんな街の事を思い出させてくれた1枚。フランスでも、少しパリを外れれば、こういう場所はたくさんあるんだろうな。行ってみたいなぁ。
16 : 33 : 52 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Susan E. Roden "Glass of Innocence"
2006 / 07 / 25 ( Tue )
Susan E. RodenGlass of Innocence.jpg


土曜の宵は シェリーで乾杯
音楽はニーナ・シモン 曲は「時の過ぎ行くまま」
You Must Remember This, A Kiss Is Just A Kiss...
そこで貴方がダンスに誘う …それからそれから?

星がそばまで降りて来て 足元が雲の上まで昇る
気づけば曲が変わってる グレン・ミラーのムーンライト・セレナーデ
やがて二人のグラスが空になる そこに満たすのは紅いチェリー
チェリーに口づけを …それからそれから?

チェリーの色は 貴方の唇の色に変わり
私は軽く眩暈を覚える 蝋燭の灯りが揺らめいて
甘い味を淡く残したまま 私の口紅と溶けてゆく
そしたら世界がその色に染まり始める …それからそれから?
05 : 04 : 15 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Julia Margaret Cameron "The Angel at the Sepulchre"
2006 / 07 / 25 ( Tue )
The Angel at the Sepulchre Julia Margaret Cameron.jpg


彼の人は 百合の花のごとくありて
世を憂いつも 気高く生きし
その純潔なる心 常に神と共に在りて
その白きに 人は眼を細めん
されど美しくは 共に儚くありき
若き彼の人は 神の園へと導きかれり
流るる月日は優しくあれど 哀しくもありき
失わるる記憶に 人は気付かねど
我 未だ彼の人を想いつ ここに哀悼を捧げん
05 : 01 : 48 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Degas "The Entrance of the Masked Dancers"
2006 / 07 / 25 ( Tue )
Degas


あらやだ もう出番だなんて!
髪は調えたし 化粧も万全
衣装は合わせたけれど チョーカーが少し小さい気がするわ
私 綺麗にみえるかしら
まったく なんて慌しいの
ダンスは間違えっこない あんなに練習したんだもの
自分を信じて 踊るだけよ
ああでも あんなに大勢の観客がいる
落ち着かなきゃ だってもう
出番は すぐ目の前なんだもの
04 : 59 : 45 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Susan Morgan "Carnivale, Venice"
2006 / 07 / 25 ( Tue )
Carnivale, Venice susan morgan


有翼の獅子が守る 静かなる水の都が
今日は大騒ぎ 皆が街に繰り出してゆく
そりゃなんたって 今日こそがその日
心躍るショーの数々 舞い踊るのは大きな手旗
一張羅に身を包み 仮面に顔を隠したならば
寄ってらっしゃい 見てらっしゃい
さあ カーニバルの始まりだ!
04 : 56 : 46 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Susan Morgan "Afternoon Pose"
2006 / 07 / 13 ( Thu )
Susan Morgan


ぼくの麗しの君は 薔薇がお好きで
いつも亜麻色の御髪に 白薔薇を咲かせていらっしゃる
そして手には いつもピンクの薔薇を咲かせていらっしゃる
それでは 真紅の薔薇は何処に?
ああ その美しい横顔に
その柔らかな頬の上に 神々しいほどの大輪の薔薇が咲き誇っている
12 : 24 : 38 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Julio Pro "Winter's Flight"
2006 / 07 / 13 ( Thu )
Julio Pro


研ぎ澄まされた静寂の音が支配する世界に
響くのはただ 溢れかえる雪解け水のせせらぎ
凍てついた空気はどこまでも透明で
そのあまりの清らかさに 木々は動きを止めた
恐れ知らずに沈黙を破ったのは
緑から生まれ出た 真っ白な羽ばたき
迷いもなく飛び立った勇ましい鳥は
見る間に 空の青へと消えていった
従う者は誰もいない
そして また世界は無音となる
12 : 23 : 12 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
Narina Sokolova "Elena in the morning"
2006 / 07 / 13 ( Thu )
Narina Sokolova


顔を背けたのは 朝日がまぶしかったからじゃない
朝日を受ける 君が美しすぎたからだ
12 : 16 : 56 | 絵画&ファイン・アート | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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